洗濯機の水抜きを自分でやる手順は?縦型・ドラム式別の方法と失敗しないポイント

公開日: / 最終更新日: カテゴリー:引越し準備洗濯機
洗濯機水抜き

引越しが決まって「洗濯機の水抜きって自分でできるの?」と不安に感じていませんか?
業者に頼むと数千円かかりますが、正しい手順を知れば誰でも安全に作業できます。

業者に頼むと数千円かかりますが、正しい手順を知れば誰でも安全に作業できます。

この記事では、縦型・ドラム式それぞれの水抜き方法に加え、新居での設置・試運転まで、引越し時の対応を解説します。

関連記事:冷蔵庫・洗濯機の引越しで後悔しない!上手な業者選びと必須の準備を解説

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目次

洗濯機の水抜きとは?やらないと起こる4つのリスク

洗濯機の水抜きとは?やらないと起こる4つのリスク

洗濯機の水抜きとは、給水ホース・本体内部・排水ホースに残った水を、引越し前に完全に抜き切る作業のことです。

所要時間は20〜30分ほどですが、この工程を飛ばすと、運搬中や新居で次のようなトラブルが立て続けに起こります。

1. 輸送中の水漏れによる家財損傷

洗濯機内部に残った水が運搬中に漏れ出し、新居の床や壁、他の家財道具を濡らしてしまいます。

特に木製の家具や電化製品が水に濡れると、荷物や床を濡らすおそれがあります。

引越し業者によっては、水抜き不備による損害は補償対象外となることもあり、高額な修理費用を自己負担することになりかねません。

2. 洗濯機本体の故障リスク

残留水が洗濯機の電子部品や配線に浸入すると、ショートや腐食の原因になるおそれもあります。

また、運搬時の振動で水が予期せぬ場所に流れ込み、センサーやモーターの故障を引き起こす可能性もあります。

新居で電源を入れた際に動作しない、異常な音がするといったトラブルが発生し、修理や買い替えが必要になることがあります。

3. 冬場の凍結による内部部品破損

寒冷地での引越しや、冬季の長期保管では、残留水が凍結して体積が膨張し、ホースや内部配管を破裂させる危険があります。

凍結による破損は外見からは分からないことが多く、使用開始後に水漏れが発覚するケースも少なくありません。

特にドラム式洗濯機は複雑な配管構造のため、凍結損傷の修理費用が高額になる傾向があります。

4. 業者から追加料金や搬出拒否となるケースも

さらに搬出中に水が漏れて荷台が汚れれば清掃費、ほかのお客様の荷物まで濡らしてしまえば弁償費用が、あなたに請求されるケースもあります。

特にドラム式の大型機種で、明らかに水が残っていると判断された場合、その場で搬出を見送られることもあります。

残された洗濯機は後日の別便手配(追加料金が発生)になるか、最悪、自力で運ぶ事態に。

水抜き作業の準備|ベストタイミング・必要な道具・所要時間

洗濯機の水抜き作業のベストタイミングと必要な道具

水抜き作業を成功させるには、適切なタイミングと準備が欠かせません。

最適な作業タイミング

引越し前日の午前中が最も理想的です。

この時間帯を選ぶ理由は、作業後に洗濯機内部を十分に乾燥させる時間を確保できるためです。
また、万が一トラブルが発生しても、日中であれば業者への連絡や部品の購入が可能です。

当日の朝に慌てて作業すると、手順を間違えたり部品を紛失したりするリスクが高まります。

「前日に余裕を持って」という考え方は、引越し業者の見積もり比較にも同じことが言えます。

引越し当日まで時間があるこのタイミングで、一度立ち止まって確認しておきたいのが引越し費用が本当に適正かどうかです。

業者によって料金は大きく異なり、比較次第で最大40%安くなるケースもあります。

ただ「複数社に問い合わせると電話が鳴り止まない」と敬遠している方も多いのではないでしょうか。「HALESEE(ハレシー)引越し見積もり」なら、その心配はありません。

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必要な道具一覧

  • バケツ(容量5L以上): ホース内の残留水を受けるため
  • タオル(3〜4枚): 水滴の拭き取りと床の保護用
  • ペンチ: 固着したホースや継ぎ手の取り外し用
  • ビニール袋: 取り外した部品の保管用
  • マジックペン: 部品袋への内容物記載用
  • 軍手: 手の保護と滑り止め効果
  • 懐中電灯: 洗濯機背面の暗い部分の確認用

機種別の作業時間

水抜きにかかる時間は、洗濯機のタイプによって異なります。スケジュールを組む際の目安にしてください。

  • 縦型洗濯機: 約20〜30分
  • ドラム式洗濯機: 約30〜40分(輸送用固定ボルトの取り付けを含む)

ドラム式の方が時間がかかる理由は、ドラム部分を固定する専用ボルトの取り付け作業が必要なためです。

【縦型洗濯機】水抜きの手順5ステップ

【縦型洗濯機】水抜きの手順を5ステップで解説

縦型洗濯機の水抜きは、以下の5ステップを順番にこなせば20〜30分で完了します。難しい工具は不要なので、慌てずひとつずつ確実に進めていきましょう。

STEP1 蛇口を完全に閉め、給水ホースを外す

最初に、蛇口を時計回りにこれ以上回らないところまでしっかり締めます。「閉まっているはず」で済ませると、次の工程で水が噴き出す原因になるため、手で押さえて止まる位置まで必ず回し切ってください。

その後、洗濯機本体側の給水ホースを取り外します。多くの機種はワンタッチ式カプラーで、レバーを押しながら、または接続部を左に回しながら引き抜く仕組みです。固くて動かない場合は、無理に引っ張らず、接続部を左右に小さく揺らしながらゆっくり抜くのがコツ。急に力を入れるとホースや給水口を破損させる恐れがあります。

STEP2 給水ホース内の残留水をバケツに排出

外したホースは、見た目が空でも内部にコップ半分ほどの水が残っています。バケツを下に置き、ホースの片端を高く持ち上げ、もう片端をバケツへ向けて下げ、重力で水を流し落としてください。蛇腹を軽く振ったり、高い側から低い側へ手でしごくと、残った水滴まで確実に排出できます。

完了の目安は「ホースを振っても水音がしない」状態です。取り外したホースと給水栓継ぎ手(ニップル)はすぐにビニール袋へ入れ、「給水ホース一式」と書いて本体にテープで貼り付けておきましょう。

STEP3 1〜3分の脱水運転で槽内の水を排出

給水ホースを外したら、洗濯機の電源を入れて「脱水のみ」のコースを選び、最短の1〜3分で運転します。短時間でも遠心力は十分働き、槽の壁や底に残った水分まで飛ばし切れます。

運転中は本体が振動しますが正常な動作です。終わったら蓋を開け、槽内に水滴が残っていないか目視で確認し、見える水滴は乾いたタオルで拭き取ってください。

STEP4 糸くずフィルター周辺の水分を除去(縦型特有)

縦型ならではの工程です。糸くずフィルター(ネットまたはプラスチックケース)を取り外し、溜まった糸くずをゴミ箱へ捨てます。フィルター本体はタオルで水気を拭き取り、フィルターを差し込んでいた溝の内部にも水が溜まりやすいため、綿棒や細く折ったタオルで奥まで丁寧に水分を取り除いてください。

ここを放置するとカビや嫌な臭いの原因になります。乾いたらフィルターを元の位置に戻し、外れないか軽く触って確認しておきましょう。

STEP5 排水ホースの水抜きと「排水エルボ」の取り外し

最後は排水ホースです。本体を一人で傾けるのは転倒の危険があるため、必ず二人以上で作業してください。一人が前面を支え、もう一人が背面を持ち上げ、前方へ約10度ゆっくり傾けます。

排水ホースの先端をバケツに向け、蛇腹を軽く振って内部の水を出し切ります。

ここで見落としやすいのが「排水エルボ」です。

排水エルボは床の排水口と排水ホースをつなぐL字型のパーツで、洗濯機を引き抜いた後、床側に残っているケースが大半。

注意したいのが、これは賃貸物件では建物の備品(防水パン/排水口に付属する設備)として扱われるケースが多いという点。

誤って新居へ持ち帰ると、退去時に「部品代と取り付け手数料を請求される」「敷金から差し引かれる」といったトラブルにつながります。

【ドラム式洗濯機】水抜きの手順と輸送用固定ボルトの取り付け

【ドラム式洗濯機】水抜きの手順と輸送用固定ボルトの取り付け

ドラム式は給水・排水ホースの水抜きに加えて、ドアパッキンや洗剤投入ケースのケア、そして輸送用固定ボルトの取り付けまで必要になるため、30〜40分は確保しておきましょう。

1つでも飛ばすと、運搬中の水漏れや内部破損に直結します。

STEP1 給水ホースの取り外し(縦型と共通)

蛇口を時計回りにしっかり閉め、洗濯機本体側のワンタッチカプラーから給水ホースを取り外します。

ホース内の残留水はバケツに重力で流し落とし、振っても水音がしない状態まで排出してください(詳細は前章の縦型STEP1〜2と共通です)。

外したホースと給水栓継ぎ手(ニップル)はビニール袋にまとめ、本体に貼り付けて保管します。

STEP2 ドラム内・ドアパッキン溝の水分除去(ドラム式特有)

電源を入れ「脱水のみ」コースで1〜3分の運転を行い、ドラム内の水を排出します。

脱水後はドアを開け、ドラム底部とドアパッキン(ゴム製の密閉材)の溝を必ず点検してください。

ドアパッキンの溝は折り返し構造になっているため水滴が溜まりやすく、ここを見落とすと運搬中の揺れで水が滲み出し、床や他の荷物を濡らす原因になります。

乾いたタオルを溝に押し当てるようにして、奥まで丁寧に拭き取りましょう。

STEP3 洗剤投入ケースと糸くずフィルターの処理

洗剤投入ケースは多くのドラム式で取り外しが可能です。本体から引き抜き、ケース内に残った洗剤や水をシンクで洗い流し、タオルでしっかり乾かしてから元に戻します。

糸くずフィルター(機種により排水フィルターと呼称)も同様に外して水分を除去してください。

作業が完了したら、ドアを少し開けた半開状態にしておきましょう。

内部に残ったわずかな湿気が自然乾燥で抜け、カビや臭いの予防にもなります。

STEP4 排水ホースの水抜き

二人以上で本体を前方に約10度ゆっくり傾け、排水ホースの先端をバケツへ向けて水を出し切ります。

ドラム式の排水ホースは縦型より長く、機種によっては本体下部を複雑に経由するため、内部に水が滞留しやすい構造です。

蛇腹を上流側から下流側へ軽くしごき、最後の一滴まで押し出すイメージで作業してください。

STEP5 【必須】輸送用固定ボルトの取り付け方

ここがドラム式最大の関門です。輸送用固定ボルトは、購入時にドラムを固定していたボルト(通常2〜4本+ワッシャー)で、設置時に取扱説明書と一緒に保管しているはずです。

本体背面の専用穴にワッシャーを通したボルトをねじ込み、スパナまたはレンチで確実に締め付けます。

締め付けが甘いと運搬中に緩み、ドラムが内部で激しく揺れて衝突し、修理費数万円コースの故障につながります。

取り付け後に本体を軽く揺すり、ドラムが動かないことを必ず確認してください。

輸送用ボルトを紛失した場合の入手先(メーカー別)

ボルトが見当たらない場合は、メーカーのサービスセンターで取り寄せ可能です。型番を伝えれば適合品が手配されます。

緊急時は家電量販店で汎用ボルトを扱う場合もありますが、長さや太さが合わないとドラムを損傷させる恐れがあるため、メーカー純正品を強く推奨します。どうしても間に合わない場合は、引越し業者に事前相談すると代替梱包で対応してくれるケースもあります。

業者に水抜きを頼むといくら?自分でやるべきかの判断ガイド

業者に水抜きを頼むといくら?自分でやるべきかの判断ガイド

ここまで読んで「やっぱり業者に任せたい」と感じた方向けに、業者依頼時の費用相場と、自分でやるべきか業者に頼むべきかの判断する方法を教えます。

引越し業者の水抜き代行費用の相場(全国・業者横断データ)

水抜き代行の料金は、業者によって対応方針が大きく分かれます。

  • 無料サービス(基本料金内に含む):大手の一部や、当日の作業範囲として無料対応する業者
  • 有料オプション:3,000〜5,000円程度が中心価格帯。ドラム式の輸送用ボルト取り付けが絡むと5,000〜8,000円になるケースも
  • 「事前準備が必須」と規定する業者:水抜き未実施の場合は搬出見送り、または当日に追加料金が発生

つまり業者選びの時点で水抜き対応の扱いはバラバラで、料金表の見える化が進んでいない領域でもあります。

見積もり依頼時に確認を怠ると、当日トラブルにつながりがちです。

業者目線で「自分でやってほしいケース」と「業者依頼が無難なケース」

判断の目安は以下のとおりです。

自分でやって問題ないケース

  • 縦型洗濯機・10年以内のスタンダード機種
  • 取扱説明書が手元にあり、輸送用ボルトも保管済み
  • 引越し前日に20〜30分の作業時間を確保できる

業者依頼が無難なケース

  • 高機能ドラム式(乾燥機能付き・10kg超)で構造が複雑
  • 寒冷地・冬季の引越しで凍結リスクが高い
  • 長距離移動(目安500km以上)で運搬中の振動が長時間続く
  • 輸送用ボルトを紛失している、または取扱説明書がない
  • 搬入経路が狭く、傾斜運搬を伴う可能性がある

費用を払ってでも保険をかけたほうが、結果的に故障リスクを抑えられるケースは確実に存在します。機種や条件と相談して判断してください。

新居への運搬・設置・試運転までの最終チェック

新居への運搬・設置・試運転までの最終チェック

水抜きが終わったら、最後は運搬と新居での設置です。ここまで丁寧に準備しても、搬入時のトラブルや試運転の見落としで台無しになるケースがあります。

出発前と到着後、それぞれのチェックポイントを押さえておきましょう。

安全な運搬方法(縦置き厳守・45度以上傾けない)

運搬中の鉄則は、洗濯機を絶対に横倒しにしないことです。横にすると液体バランサーや潤滑油が本来の位置からずれて、故障の引き金になります。

  • 縦置きを厳守:必ず正立状態を保ち、45度以上は傾けない
  • 振動を最小化:階段や段差は慎重に、急激な衝撃を与えない
  • ドラム式は輸送用ボルトを再点検:出発前に緩みがないかもう一度確認

新居の搬入経路・防水パン・蛇口形状の事前確認

新居に着いてから「入らない」「合わない」と気付くと最悪です。搬入前日までに以下3点を計測しておきましょう。

  • 搬入経路の幅:玄関ドア・廊下・洗面所入口は本体サイズ+10cm以上が目安。曲がり角は対角線の余裕も確認
  • 防水パンのサイズ:洗濯機の外形が防水パン内寸に収まるか。排水口の位置と排水ホースの長さも合わせて点検
  • 蛇口の形状:万能ホーム水栓・洗濯機専用水栓・緊急止水弁付き水栓など種類が分かれ、旧居と異なると付属ニップルが合わないことがある

蛇口形状が違う場合は、適合する継ぎ手をホームセンターで事前購入しておくと、設置当日の中断を防げます。

設置完了後の試運転で確認すべき4つのポイント

設置直後は、洗濯物を入れずに「槽洗浄」または「お手入れ」コースで空運転を行い、以下4点を順に確認します。

  1. 給水音:正常な水流音が聞こえ、給水ホース接続部から水漏れがないか
  2. 運転音:洗い・すすぎ・脱水で異常音や激しい振動がないか
  3. 排水状況:逆流せず、防水パンへスムーズに流れるか
  4. 水漏れ:給排水ホースの接続部・本体下部に水滴が垂れていないか

異常があれば自己判断で使い続けず、メーカーや設置業者へ早めに相談してください。

ドラム式の輸送用固定ボルトを外し忘れない

ドラム式で最も多いトラブルが、輸送用ボルトを取り付けたまま電源を入れるミスです。

ドラムが固定された状態で運転すると、激しい振動と異音が発生し、内部部品の損傷や床への被害につながります。

設置後・通電前に必ず本体背面のボルトをすべて外し、外したボルトは次回の引越し用に取扱説明書と一緒に保管しておきましょう。

洗濯機の水抜き作業のトラブル解決Q&A

水抜き作業のトラブル解決Q&A

水抜き作業を進める中で、予想外のトラブルに遭遇することがあります。
ここでは、多くの方が直面する代表的な問題と、その具体的な解決策を紹介します。

長年使用した洗濯機では、給水ホースや給水栓継ぎ手が固着して外れにくくなることがよくあります。

無理に力を加えると破損の原因となるため、正しい手順で対処することが大切です。

チャプチャプ音の正体は「液体バランサー」=故障ではない

水抜きを終えた後、洗濯機を軽く揺らすと「チャプチャプ」という水音が聞こえることがあります。「水抜きに失敗したかも…」と不安になりますが、これは正常な音なので心配いりません。

音の正体は、洗濯槽の上部外周に取り付けられた「液体バランサー(バランスリング)」というドーナツ型の部品です。内部には塩水が密閉されており、

脱水時に洗濯物の偏りで生じる振動を、塩水が逆方向に動いて打ち消す「カウンターバランス」の役割を果たしています。

給水ホースが固着している場合の対処法は?

まず、ホースの接続部分を左右に軽く回転させながら引っ張ってみてください。
それでも外れない場合は、ペンチを使用します。
ペンチでホースの金属部分(ナット部分)をしっかりと挟み、反時計回りにゆっくりと回転させます。
この際、ペンチの歯でホースを傷つけないよう、布やタオルを当てて保護することをおすすめします。

急激に力を加えるのではなく、少しずつ圧力をかけながら回転させることで、固着した部分が徐々に緩んできます。

どうしても外れない場合は、潤滑剤(CRC-556など)を接続部分に少量吹きかけ、5分程度待ってから再度試してみてください。

給水栓継ぎ手の正しい取り外し手順は?

給水栓継ぎ手(ニップル)は、蛇口に固定されている部品です。
取り外しには専用の工具が必要な場合がありますが、多くの継ぎ手は手で回転させることで外せます。
継ぎ手の側面にある突起部分を押しながら、反時計回りに回転させてください。

固着している場合は、ペンチで継ぎ手の六角部分を挟み、慎重に回転させます。
蛇口本体を傷つけないよう、片手で蛇口をしっかりと支えながら作業を行うことが重要です。
継ぎ手が外れたら、新居でも同じ継ぎ手を使用するため、大切に保管してください。

寒い地域での凍結解除方法は?

洗濯機内部や配管が凍結してしまった場合、無理に作業を進めると配管破損の危険があります。
まず、洗濯機周辺の室温を上げるため、暖房器具を使用して部屋全体を温めてください。

凍結した部分には、40度程度のぬるま湯をかけて徐々に解凍します。
熱湯は使用しないでください。

プラスチック部品の変形や破損を招く恐れがあります。

ドライヤーの温風を当てる方法も効果的ですが、電気製品への水滴付着に注意し、十分に乾燥させてから使用してください。

解凍作業には1〜2時間程度かかる場合があります。
完全に氷が溶けたことを確認してから、通常の水抜き手順を開始してください。

引越し当日の応急処置は?

引越し当日まで水抜きを忘れてしまった場合でも、簡易的な応急処置で対応可能です。
まず、蛇口を閉めて給水を停止し、洗濯機の電源を入れて最短の脱水コースを実行してください。

時間が限られている場合は、給水ホースを外して中の水を排出し、洗濯槽内の脱水を行うだけでも最低限の水抜きは完了します。

排水ホースの水抜きは運搬直前に行い、バケツで受けながら本体を軽く傾けて排出してください。

完璧な水抜きではありませんが、輸送中の大きな水漏れは防ぐことができます。
新居到着後は、改めて内部の水分をしっかりと拭き取ってから設置作業を行ってください。

輸送用ボルトの入手先は?

ドラム式洗濯機の輸送用固定ボルトを紛失してしまった場合、メーカーのサービスセンターで購入できます。

パナソニック、日立、東芝、シャープなど、各メーカーとも部品販売を行っており、型番を伝えることで適合するボルトを取り寄せ可能です。

緊急の場合は、家電量販店でも汎用的な輸送用ボルトを取り扱っている場合があります。
ただし、メーカー純正品以外を使用する際は、ボルトの長さや太さが適合するか十分に確認してください。
不適合なボルトを使用すると、輸送中にドラムを損傷させる恐れがあります。

どうしても入手できない場合は、引越し業者に相談してください。
経験豊富な業者であれば、代替手段や特別な梱包方法で対応してくれる場合があります。

まとめ:水抜き作業成功のポイント

洗濯機の水抜き作業は、引越しや長期不在時に避けて通れない重要な準備です。
正しい手順を踏むことで、輸送中の水漏れによる家財損傷や洗濯機の故障を確実に防ぐことができます。

水抜き作業は一見複雑に思えますが、縦型・ドラム式ともに約30分程度で完了できる作業です。
焦らず確実に各手順を実行することで、安心して新生活をスタートさせることができます。
万が一トラブルが発生した場合も、適切な対処法を知っていれば冷静に対応できるでしょう。