引越し費用を安くする
9つの方法
引越し費用は、工夫次第で数千円〜数万円単位で抑えられる出費です。同じ荷物・同じ距離でも、依頼する時期や業者の選び方によって最終的な金額は大きく変わります。ここでは、今日から実践できる引越し費用の節約方法を、効果の大きい順に整理して紹介します。
自分の条件でおおよその金額を知りたい方は、先に引越し料金相場の早見表もあわせてご確認ください。
そもそも引越し費用はどうやって決まる?
節約のコツに入る前に、料金の仕組みを押さえておくと交渉や比較がしやすくなります。引越し料金は、大きく次の3つで構成されています。
- 基本運賃移動距離と作業時間で決まる、料金のベース部分。
- 実費作業員の人件費、ダンボールなどの梱包資材費、高速代など。荷物量や人数で変動します。
- 付帯サービス(オプション)エアコンの着脱、不用品処分、ハウスクリーニングなど。使うほど加算されます。
さらに、これらに時期(月・曜日・時間帯)の需給が上乗せされます。つまり「時期・荷物量・オプション」の3つが、あなたが動かせる節約レバーです。以下の9つの方法は、この3つのどこに効くかを意識すると理解しやすくなります。
方法 1 引越しの「時期」をずらす
最も効果が大きいのが時期の調整です。引越し需要が集中する2〜4月の繁忙期は、通常期より料金が高くなりやすい傾向があります(ハレシーの相場早見表でも通常期・繁忙期を分けて掲載)。
- 月進学・異動が重なる3〜4月上旬は特に高騰しやすい時期です。日程に余裕があれば、需要の落ち着く時期を狙うと費用を抑えやすくなります。
- 繁忙期しか動けない場合3月下旬〜4月上旬のピークを数日〜1週間ずらすだけでも、料金が下がる可能性があります。
方法 2 「曜日・時間帯」を業者に合わせる
同じ週でも、曜日と時間帯で料金は変わります。
- 曜日土日祝は依頼が集中しやすく、平日のほうが安くなりやすい傾向。
- 時間帯開始時刻を指定しない「時間指定なし(フリー便)」は、業者が空き枠に組み込めるぶん割引されやすいプランです。
- 午後・夕方便午前中の人気枠を避けると、費用を抑えられるケースがあります。
「急ぎでなく、時間を業者に任せられる」人ほど、この方法の効果が出やすくなります。
曜日・時間帯別の料金相場(全国平均・平日午前が基準)
下表は、全国平均の相場をもとにした曜日・時間帯別の料金の目安です。平日午前を基準に、午後・夕方ほど、また平日ほど安くなりやすい傾向が読み取れます。同じ人数・同じ荷物でも、時間帯と曜日を選ぶだけで差が出ます。
| 区分 | 時間帯 | 単身 | 2人 | 3人 | 4人 | 5人以上 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 平日 | 午前 | 49,378円 | 73,342円 | 87,622円 | 110,380円 | 149,156円 |
| 平日 | 午後 | 39,502円 | 58,674円 | 70,098円 | 88,304円 | 119,325円 |
| 平日 | 夕方 | 32,096円 | 47,672円 | 56,954円 | 71,747円 | 96,951円 |
| 土日 | 午前 | 59,254円 | 88,010円 | 105,146円 | 132,456円 | 178,987円 |
| 土日 | 午後 | 49,378円 | 73,342円 | 87,622円 | 110,380円 | 149,156円 |
| 土日 | 夕方 | 41,971円 | 62,341円 | 74,479円 | 93,823円 | 126,783円 |
| 祝日 | 午前 | 56,785円 | 84,343円 | 100,765円 | 126,937円 | 171,529円 |
| 祝日 | 午後 | 46,909円 | 69,675円 | 83,241円 | 104,861円 | 141,698円 |
| 祝日 | 夕方 | 39,502円 | 58,674円 | 70,098円 | 88,304円 | 119,325円 |
※料金は引越し業者・荷物量・オプション内容・経路の条件等により異なります。正確な料金は各社への個別見積もりをご確認ください。
※時間帯別料金は、業界の一般的な価格傾向をもとに算出した推定値です。引越し業者によって時間帯の設定や割引率は異なります。
方法 3 荷物を減らして「トラックを小さく」する
料金は使うトラックのサイズと作業量に比例します。荷物を減らせば、より小さいトラック・少ない人数で済み、費用が下がるという直接的な効果があります。
- 早めの断捨離引越しが決まったら早めに「使う物・使わない物」を仕分けます。
- 家具・家電を売る不要な家具・家電は、フリマアプリやリサイクルショップで売れば、処分費が浮くうえに購入資金にもできます。
- 大型不用品の比較大型の不用品は、後述のオプションや自治体回収と比較して安い方法を選びます。
方法 4 荷造り・荷ほどきを「自分で」やる
梱包・開梱を業者に任せる「おまかせプラン」は便利ですが、その分の作業料が上乗せされます。時間が取れるなら、荷造り・荷ほどきを自分で行うプランを選ぶと費用を抑えられます。
- ダンボールは業者から購入するほか、ネットやホームセンター、スーパーで無料でもらえる場合もあります。梱包資材がプランに含まれるかは事前に確認しましょう。
方法 5 複数社の見積もりを比較する(相見積もり)
引越し料金には定価がなく、同じ条件でも業者によって数万円変わることは珍しくありません。だからこそ、1社だけで決めず、複数社を比較する「相見積もり」が費用を下げる王道です。
ただし、自分で1社ずつ連絡するのは手間がかかります。そこで便利なのが一括見積もりですが、一般的な一括見積もりには「申し込んだ瞬間に多くの業者から電話やメールが来る」という負担がつきものです。
方法 6 見積もり後に「値引き交渉」する
相見積もりを取ったら、最後のひと押しが交渉です。交渉のハードルは高くありません。
- 基本の伝え方「他社と比較しているので、もう少し安くなりませんか?」と率直に伝えるだけでも、値引きに応じてもらえることがあります。
- 具体的な目標額を示す「◯◯円以下になりませんか?」と相場から極端に外れない金額を提示すると、話が進みやすくなります。
- 言わない方がよいこと先に予算を伝えると、その予算ぴったりで提示され交渉余地が狭まることがあります。予算を聞かれたら「比較してから決めたい」と留めるのが無難です。
- 即決を迫られても保留する「今決めてくれたら」と言われても、他社の提示を聞く前に契約すると比較できなくなります。急ぎでなければ一度持ち帰りましょう。
方法 7 プラン・オプションを見直す
- 単身は「単身パック」を検討荷物が少ない単身の方は、規定サイズのコンテナで運ぶ単身パックが割安になりやすいプランです。荷物量の上限に注意して選びましょう。
- オプションは必要なものだけにエアコン着脱・不用品処分・ハウスクリーニングなどは、自分で手配した方が安いものもあります。「本当に業者に頼む必要があるか」を1つずつ確認しましょう。
方法 8 割引・特典を活用する
- 学生向けの学割プラン、早期予約の早割、公式サイト限定の特典・キャンペーンなどを用意している業者があります。
- 見積もり時に「使える割引はありますか?」と確認するだけで、適用されることもあります。
方法 9 自治体の補助金・支援制度を確認する
移住・子育て世帯などを対象に、引越し費用の補助金・支援金を設けている自治体があります。引越し先の市区町村の制度を事前に調べておくと、費用そのものを抑えられる場合があります。
大手で安心できそうかつ料金が納得いくものだったから
楽でうるさくない。