インターネットの引越しはどうする?手続きや継続乗り換えの判断方法を解説
引越しが決まったとき、インターネットの手続きをどうすればいいか迷ってしまう方は少なくありません。
- 「今のプロバイダをそのまま使えるの?」
- 「乗り換えたほうがお得?」
- 「開通までネットが使えない期間はどうなるの?」
そんな不安を抱えたまま、忙しい引越し準備を進めるのは大きなストレスですよね。
インターネットの引越し手続きは、現在利用している回線を新居でも使い続ける「継続・移転」と、現在の回線を解約して別の回線を契約する「乗り換え・新規契約」の2通りです。
自分がどちらにすべきか判断が難しい場合は、以下の基準で考えてみてください。
- 現在の料金や通信品質に不満がなければ継続・移転
- 更新月と引越し時期が重なるなら乗り換えを検討
- 新居で現在の回線が使えない場合は乗り換え・新規契約
この記事ではインターネット引越しの基本的な流れから、継続・乗り換えの選び方、費用の目安、よくある失敗まで、意思決定に必要なポイントをまとめて解説します。
読み終えるころには、あなたの状況に合った最適な選択肢が明確になるはずです。
インターネットの引越し手続きは「継続」と「乗り換え・新規契約」の2通り

インターネットの引越しでは、最初に現在の回線を継続するか、新しい回線へ乗り換えるかを決めます。
選択肢によって必要な手続きや費用が異なるため、違いを確認しておきましょう。
| 比較項目 | 継続・移転 | 乗り換え・新規契約 |
|---|---|---|
| 向いている人 | 現在の料金や通信品質に不満がない人 | 料金や通信速度を見直したい人 |
| 主な手続き | 移転申し込み | 新規申し込みと旧回線の解約 |
| 手続きの手間 | 比較的少ない | 比較的多い |
| 主な費用 | 移転工事費・事務手数料 | 新規工事費・事務手数料・解約費用 |
| 空白期間のリスク | 比較的低い | 開通日によっては発生する |
| キャンペーン | 移転工事費の割引などが用意されている場合がある | 適用される場合がある |
現在の回線を継続して新居へ移転する
継続・移転とは、現在契約している回線事業者やプロバイダを変更せず、新居でも同じサービスを使い続ける方法です。
現在の料金や通信品質に不満がなく、手続きの負担をできるだけ減らしたい方に向いています。
回線とプロバイダがセットになった光コラボ回線を利用している場合は、契約中の事業者へ移転を申し込むだけで手続きが完了するケースがほとんどです。
ただし、新居が現在の回線の提供エリア外である場合や、建物が回線に対応していない場合は継続できません。
現在の回線を解約して乗り換え・新規契約する
乗り換え・新規契約とは、現在の回線を解約し、新居で別の回線事業者やプロバイダと契約する方法です。
現在の月額料金や通信速度に不満がある場合や、新居で現在の回線を利用できない場合に選択します。
新規契約では、キャッシュバックや月額料金の割引などのキャンペーンを利用できる場合があります。
一方で、新しい回線の申し込みに加えて、旧回線の解約、レンタル機器の返却、必要に応じた撤去工事なども行わなければなりません。
現在の回線を新居でも利用でき、料金や通信品質にも不満がなければ、継続・移転のほうが手続きを簡単に進められます。
契約更新月と引越し時期が重なる場合や、料金・通信速度を改善したい場合は、乗り換え・新規契約を検討するとよいでしょう。
継続と乗り換え・新規契約はどちらがおすすめ?

継続と乗り換えのどちらが適しているかは、新居の対応状況、現在の料金、通信品質、契約更新月、手続きにかけられる時間によって異なります。
現在の料金や通信品質に不満がなければ継続・移転
現在の回線を新居でも利用でき、料金や通信速度にも不満がなければ、継続・移転が向いています。
新しい回線を比較したり、旧回線を解約したりする必要がないため、手続きを比較的簡単に進められます。
引越し準備で忙しく、通信環境の見直しに時間をかけたくない方にも適しています。
更新月と引越し時期が重なるなら乗り換えを検討
契約更新月と引越し時期が重なる場合は、違約金なしで旧回線を解約できる可能性があります。
現在の料金や通信速度を見直したい方にとっては、乗り換えを検討しやすいタイミングです。
新規契約のキャンペーンを利用できる場合もありますが、工事費や事務手数料も含めて比較してください。
新居で現在の回線が使えない場合は乗り換え・新規契約
新居が現在の回線の提供エリア外の場合や、建物の設備が対応していない場合は、継続・移転を選べません。
新居で利用できる別の光回線、ケーブルテレビ回線、ホームルーターなどから選びます。
マンションでは利用できる回線が限られることがあるため、管理会社への確認も必要です。
工事の手間を避けたい場合はホームルーターも選択肢
光回線の工事を待てない場合や、管理会社から引き込み工事の許可を得られない場合は、ホームルーターも選択肢になります。
ホームルーターは工事不要で利用を始めやすい一方、通信速度や安定性は利用場所の電波状況に左右されます。
テレワークや動画配信などで通信品質を重視する場合は、利用環境に合うか確認してから契約しましょう。
インターネットの引越し手続きはいつから始める?

インターネットの引越し手続きは、新居の住所が決まった段階で始めるのが理想です。
遅くとも引越し日の1ヶ月前までには、継続・移転または乗り換え・新規契約の申し込みを完了させましょう。
ただしNURO光などの独自回線や戸建ての新規引き込みの場合は、申し込みから開通まで1〜3ヶ月かかる場合があるため、契約先の目安期間を確認したうえで逆算してください。
通常期は引越しの1〜2ヶ月前に始める
通常期であっても、光回線の申し込みから開通工事までは一定の時間がかかります。
新居の提供エリア確認、管理会社への工事確認、回線事業者への申し込み、工事日の調整まで考えると、引越しの1〜2ヶ月前から動き始めるのが安心です。
新居で引越し当日からインターネットを使いたい場合は、引越し日より前に工事日を確定させておく必要があります。
ネット回線の準備と一緒に、引越し業者の見積もりも済ませておく
インターネットの手続きと同じタイミングで、もう一つ済ませておきたいことがあります。
引越し業者の見積もりも、この1〜2ヶ月前というタイミングが動き出す目安です。
まだ依頼していない場合は、ネット回線の手続きと並行して進めておくと、後になって「あれもこれも間に合わない」という事態を避けられます。
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3〜4月の繁忙期は2ヶ月以上前から始める
3〜4月の引越し繁忙期は、回線工事の予約も集中します。
希望日に工事を受けられず、開通まで数週間から1ヶ月以上待つ場合もあるため、2ヶ月以上前から手続きを始めることをおすすめします。
引越し日が確定していなくても、新居の住所が決まっていれば提供エリアや建物設備の確認は進められます。
引越し日までの手続きスケジュール
| タイミング | やること |
|---|---|
| 新居の住所が決まったら | 提供エリア・建物設備・無料インターネットの有無を確認する |
| 引越し1〜2ヶ月前 | 継続か乗り換えかを決めて申し込む |
| 新回線の開通日が決まった後 | 旧回線の解約日を調整する |
| 引越し前 | 撤去工事・レンタル機器返却の準備をする |
| 引越し前後 | 開通工事に立ち会い(既設設備を使う無派遣工事の場合は立ち会い不要)、接続設定を行う |
インターネットの引越し手続きを始める前に確認すること

継続・移転と乗り換え・新規契約のどちらを選ぶ場合でも、現在の契約と新居の通信環境を先に確認する必要があります。
確認しないまま申し込むと、新居で回線を利用できなかったり、想定していなかった費用が発生したりする可能性があります。
現在の回線事業者とプロバイダを確認する
最初に、現在契約している回線事業者とプロバイダを確認してください。
回線事業者はNTTなどが提供する物理的な通信回線を管理し、プロバイダはその回線を使ってインターネットへ接続するサービスを提供します。
回線事業者とプロバイダを別々に契約している場合は、それぞれに移転または解約の手続きが必要です。
一方、光コラボ回線のように回線とプロバイダがセットになっている場合は、1社への連絡で手続きが完了するケースがほとんどです。
ただしNTT東日本エリアとNTT西日本エリアをまたぐ引越しでは、工事費が新規契約と同等になったり、NTT東西独自のオプションや電話番号を引き継げない場合があります。
契約書、請求書、会員向けのマイページなどを確認し、契約先と連絡先を整理しておきましょう。
契約更新月・違約金・工事費を確認する
乗り換えを検討する場合は、現在の契約更新月と解約違約金を確認します。
契約更新月に解約できれば、違約金がかからない可能性があります。
更新月以外に解約すると費用が発生する場合があるため、新規契約のキャンペーンだけでなく、解約費用を含めたトータルコストで判断してください。
継続・移転の場合も、移転事務手数料や新居での工事費が発生する場合があります。
「継続なら無料」と決めつけず、申し込み前に必要な費用を確認することが大切です。
新居で現在の回線が使えるか確認する
現在の回線を継続したくても、新居が提供エリア外であれば利用できません。
契約中の回線事業者の公式サイトで、新居の住所と住居タイプを入力して対応状況を確認してください。
同じ地域内でも、戸建てとマンションでは利用できる回線が異なる場合があります。
マンションでは建物単位で導入されている設備が決まっていることもあるため、住所だけでなく建物名や部屋番号まで正確に入力しましょう。
新居のインターネット設備を確認する
マンションや賃貸アパートでは、建物に特定の光回線やケーブルテレビ回線が導入されている場合があります。
すでに導入されている回線を使えば、大がかりな引き込み工事をせずに利用を開始できる可能性があります。
一方で、建物側の設備によっては希望する回線を新たに引き込めないことがあります。
物件の募集情報や契約書を確認し、不明な場合は管理会社や大家へ問い合わせてください。
マンション・賃貸物件は管理会社や大家に確認する
光回線を新規で引き込む場合は、壁や天井への穴開けなどを伴うことがあります。
賃貸物件でこのような工事を行う場合は、管理会社や大家の許可が必要です。
許可を得ずに工事を進めると、退去時に原状回復を求められたり、トラブルになったりする可能性があります。
回線を申し込む前に、「利用できる回線はどれか」「新規の引き込み工事は可能か」の2点を確認しておきましょう。
無料インターネットが導入されているか確認する
新居に無料インターネットやWi-Fi設備が導入されている場合は、新たに回線を契約しなくてもインターネットを利用できる可能性があります。
物件情報に「インターネット無料」「Wi-Fi完備」などの記載がないか確認してください。
ただし、建物の入居者が同じ回線を共有するサービスでは、利用する時間帯によって通信速度が安定しない場合があります。
テレワークや動画視聴などで安定した通信環境が必要な方は、無料インターネットを使いながら個別回線の契約も検討しましょう。
【継続・移転】インターネットの引越し手続きの流れ

現在の回線を新居でも継続する場合は、提供エリアを確認したうえで、契約中の事業者へ移転を申し込みます。
回線とプロバイダが別契約になっている場合は、両方への連絡を忘れないようにしてください。
STEP1.新居で現在の回線が使えるか確認する
契約中の回線事業者の公式サイトで、新居が提供エリアに含まれているか確認します。
マンションでは建物ごとに対応状況が異なるため、建物名まで入力して確認してください。
新居が提供エリア外の場合や、建物が現在の回線に対応していない場合は、継続できないため別の回線を新規契約します。
STEP2.回線事業者とプロバイダへ移転を申し込む
現在の回線を継続できることが分かったら、契約中の回線事業者へ移転を申し込みます。
申し込みは、公式サイトや電話窓口から行うのが一般的です。
回線事業者とプロバイダを別々に契約している場合は、プロバイダにも住所変更や移転の連絡をしてください。
光コラボ回線を利用している場合は、契約中の事業者1社への連絡で手続きが完了するケースがほとんどです。
申し込み時には、次の情報を手元に用意しておくとスムーズです。
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| 契約者情報 | 氏名・電話番号・契約番号など |
| 現在の住所 | 旧居の住所 |
| 新居の住所 | 番地・建物名・部屋番号まで正確に入力する |
| 引越し日 | 旧居の退去日や新居への入居日 |
| 希望工事日 | 新居で立ち会いができる日 |
STEP3.工事日・移転費用・機器の扱いを確認する
移転申し込み後は、新居で工事が必要かどうかと工事日を確認します。
建物に必要な設備が導入済みであれば工事が不要な場合もありますが、回線の引き込みや機器の設置が必要な場合は立ち会い工事が行われます。
移転時には、移転事務手数料や移転工事費が発生する可能性があります。
同じマンション内で部屋を移る場合でも、設備の状況によっては工事費が必要です。
現在使用しているONUやルーターを新居でも使うのか、交換や返却が必要なのかも事業者へ確認してください。
STEP4.新居で開通工事と接続設定を行う
工事が必要な場合は、指定された日時に新居で立ち会います。
開通工事では、作業員が宅内に入り、回線の引き込みや機器の設置を行います。
所要時間は1〜2時間程度が目安ですが、建物や工事内容によって異なります。
当日までに、機器を置く場所とコンセントの位置を決め、作業員が移動できるよう玄関や設置場所の周辺を整理しておきましょう。
工事完了後は、ONUやルーター、パソコン、スマートフォンなどの接続設定を行い、正常にインターネットへ接続できるか確認します。
継続・移転にかかる費用
継続・移転でも、費用がまったくかからないとは限りません。
主に移転事務手数料と移転工事費が発生します。
| 費用の種類 | 概要 |
|---|---|
| 移転事務手数料 | 移転手続きに伴う事務費用 |
| 移転工事費 | 新居での回線引き込みや機器設置にかかる費用 |
具体的な金額は回線事業者や工事内容によって異なります。
申し込み前に見積もりを確認し、新規契約へ乗り換える場合の費用とも比較しましょう。
【乗り換え・新規契約】インターネットの引越し手続きの流れ

乗り換え・新規契約では、新居で使う回線を先に申し込み、開通日が決まってから旧回線を解約することが重要です。
先に旧回線を解約すると、新回線が開通するまでインターネットを使えない期間が長引く可能性があります。
STEP1.契約更新月・違約金・撤去工事の有無を確認する
最初に、現在の回線の契約更新月と解約違約金を確認します。
解約時に工事費の残債や撤去費用が発生する可能性もあるため、契約中の事業者へ問い合わせてください。
賃貸物件では、退去時に回線設備の撤去を求められる場合があります。
撤去工事が必要かどうかを管理会社や大家にも確認し、必要であれば退去日までに工事を完了できるよう予約します。
STEP2.新居で使えるインターネット回線を選ぶ
新居の住所と住居タイプに対応している回線の中から、料金、通信速度、工事の有無などを比較して選びます。
主な回線の種類は、光回線、ケーブルテレビ回線、ホームルーターなどです。
| 回線の種類 | 特徴 | 向いている住居タイプ |
|---|---|---|
| 光回線(フレッツ光・光コラボ) | 安定した高速通信を利用しやすいが、工事が必要な場合がある | 戸建て・マンション |
| ケーブルテレビ回線 | テレビサービスとセットで契約できる場合があるが、提供エリアが限られる | マンション・一部の戸建て |
| ホームルーター | 工事不要で利用を始めやすいが、通信速度は利用環境に左右される。 引越し時は設置先住所の変更手続きが必要で、手続き前に新居で使うと利用停止となる場合がある | 戸建て・マンション |
通信速度を重視する場合でも、新居の設備が対応していなければ希望する回線を利用できません。
まず提供エリアと建物設備を確認し、その後に月額料金やキャンペーンを比較しましょう。
STEP3.新しい回線を申し込み、開通日を確定する
利用する回線を決めたら、回線事業者やプロバイダの公式サイトなどから申し込みます。
工事が必要な場合は、申し込み時に希望日を選択し、確定の連絡を待ちます。
工事の予約枠は早く埋まるため、回線が決まったら早めに申し込んでください。
新回線の開通日が確定するまでは、旧回線を解約しないようにしましょう。
STEP4.開通日に合わせて旧回線の解約日を決める
新回線の開通予定日が決まったら、旧回線の解約日を調整します。
このとき、STEP1で確認した撤去工事の有無によって、優先すべき基準が変わります。
| 撤去工事 | 解約日の基準 | 空白期間 |
|---|---|---|
| 不要 | 新回線の開通日 | 生じにくい |
| 必要 | 旧居の退去日 | 生じる場合があるため、一時的な通信手段で対応する |
撤去工事が不要な場合
新回線が開通した後に旧回線が停止するように設定すると、インターネットを使えない期間を防ぎやすくなります。
解約日を遅くしすぎると、新旧両方の料金が発生する二重払いの期間が長くなります。
一方、解約日を早くしすぎると、新居でインターネットを使えない空白期間が生じます。
開通日と解約日のズレが最小になるように調整してください。
撤去工事が必要な場合
撤去工事は旧居で立ち会う必要があるため、退去日を過ぎると工事を受けられなくなります。
この場合は新回線の開通日ではなく退去日を基準にして、退去日までに撤去工事を終えられるよう解約日を決めてください。
なお、旧回線は旧居でしか使えないため、退去後まで解約日を遅らせてもインターネットを使える期間は延びません。
新回線の開通が引越し後になる場合は空白期間が生じますが、その間は「引越し後にインターネットが使えない場合の対処法」で紹介する一時的な通信手段で対応します。
STEP5.旧回線の機器返却・撤去工事を行う
旧回線を解約した後は、事業者から借りているONUやルーターなどを返却します。
返却期限を過ぎたり、機器を紛失したりすると費用が発生する場合があります。
事業者から届く返送用キットや案内を確認し、期限までに発送してください。
撤去工事が必要な場合は、STEP4で決めた解約日に合わせて、退去日までに立ち会い工事を完了させます。
撤去工事は日程の予約が必要なため、解約の申し込み時に工事日もまとめて調整すると手続きの漏れを防げます。
| 確認項目 | チェック |
|---|---|
| レンタル機器の種類と数を確認した | ☐ |
| 返却期限を確認した | ☐ |
| 返送用キットの有無を確認した | ☐ |
| 撤去工事の必要性を確認した | ☐ |
| 退去日までに返却・撤去できるよう準備した | ☐ |
STEP6.新居で開通工事と接続設定を行う
工事当日は、新居で作業員の立ち会いを行います。
回線の引き込みと機器の設置が完了したら、ルーターや端末を接続します。
工事不要のホームルーターなどを契約した場合は、機器が届いた後に電源を入れ、案内に従って設定します。
接続後は、パソコンやスマートフォンでWebサイトを開き、正常に通信できるか確認してください。
乗り換え・新規契約にかかる費用
乗り換え・新規契約では、新しい回線の工事費や事務手数料に加え、旧回線の解約費用が発生する場合があります。
| 費用の種類 | 概要 | 金額の目安 |
|---|---|---|
| 新規工事費 | 新居への回線引き込みや機器設置にかかる費用 | 派遣工事で11,660〜23,100円程度、局内工事のみなら3,300〜4,400円程度 |
| 事務手数料 | 新規契約の手続きにかかる費用 | 数千円程度(ドコモ光は4,950円) |
| 旧回線の解約違約金 | 契約更新月以外で解約する場合に発生することがある費用 | 月額料金1ヶ月分相当が上限 |
| 工事費の残債 | 旧回線の工事費を分割払いしている場合に残ることがある費用 | 支払い残回数分。契約から早い時期の解約ほど高額になる |
| 撤去費用 | 旧居の回線設備を撤去する場合に発生することがある費用 | 派遣工事で11,000〜22,000円程度(無派遣工事なら無料) |
事業者・プラン・工事内容により異なります。
新規契約では、工事費の割引やキャッシュバックなどのキャンペーンを利用できる場合があります。
ただし、キャンペーン金額だけで判断せず、旧回線の解約費用と新回線の月額料金を含めて比較してください。
引越しまで1ヶ月を切っている場合の対処法

引越しまで1ヶ月を切っていても、インターネットの手続きが間に合わないと決まったわけではありません。
ただし、光回線の開通工事が引越し日に間に合わない可能性があるため、通常の申し込みと一時的な通信手段の準備を並行して進める必要があります。
まずは希望する回線の移転または新規契約を申し込み、開通予定日を確認してください。
引越し日までに開通できない場合は、開通前Wi-Fiの貸し出し、ホームルーター、モバイルWi-Fi、スマートフォンのテザリングなどを利用して、インターネットを使えない期間に備えましょう。
| 引越しまでの期間 | 優先して行うこと |
|---|---|
| 1ヶ月以上ある | 光回線の移転・新規申し込みを行う |
| 2週間〜1ヶ月 | 光回線を申し込み、開通前Wi-Fiの貸し出しを確認する |
| 1〜2週間 | 光回線を申し込み、工事不要のホームルーターやモバイルWi-Fiも検討する |
| 数日以内 | テザリングや短期Wi-Fiレンタルで一時的な通信環境を確保する |
| すでに引越し済み | 新居の無料インターネットや工事不要の回線を確認する |
引越しまで2週間〜1ヶ月ある場合
引越しまで2週間〜1ヶ月ある場合は、希望する光回線の移転または新規申し込みをすぐに行いましょう。
工事予約に空きがあれば、引越し日までに開通できる可能性があります。
申し込み時には、最短で工事を受けられる日と、引越し当日までに開通できるかを確認してください。
引越し日に間に合わない場合に備えて、回線事業者が開通前Wi-Fiの貸し出しサービスを提供しているかも確認しましょう。
開通前Wi-Fiとは、光回線の工事が完了するまでの間、モバイルWi-Fiルーターなどを一時的に利用できるサービスです。
無料で貸し出している場合もありますが、利用期間、データ容量、申し込み条件などは事業者によって異なります。
光回線の申し込みと同時に利用を希望することを伝えておくと、引越し後の空白期間に備えやすくなります。
引越しまで1〜2週間の場合
引越しまで1〜2週間の場合は、光回線の開通工事が引越し日に間に合わない可能性が高くなります。
ただし、申し込みを後回しにすると開通日がさらに遅くなるため、まずは希望する光回線を申し込み、最短の工事日を確保してください。
そのうえで、工事不要で利用できるホームルーターやモバイルWi-Fiを一時的な通信手段として検討します。
ホームルーターは、端末が届いた後に電源を入れて設定するだけで利用を始められるサービスがあります。
自宅でテレワークや動画視聴をする場合など、複数の端末を接続したい方に向いています。
モバイルWi-Fiは、自宅だけでなく外出先でも利用でき、短期間のレンタルに対応したサービスもあります。
光回線が開通するまでの一時利用であれば、契約期間や解約費用が発生しない短期レンタルを選ぶと、余計な費用を抑えやすくなります。
引越しまで数日しかない場合
引越しまで数日しかない場合は、光回線を引越し当日までに開通させるのは難しい可能性があります。
まず光回線の移転または新規申し込みを済ませ、開通まで利用する通信手段を確保しましょう。
すぐに利用しやすい方法は、スマートフォンのテザリングや短期レンタルのモバイルWi-Fiです。
テザリングは、スマートフォンのデータ通信をパソコンやタブレットと共有する機能です。
追加の機器を用意せずに利用できますが、動画視聴やビデオ会議を行うとデータ容量を多く消費する可能性があります。
契約しているデータ容量や速度制限の条件を確認し、長時間の利用が必要な場合はモバイルWi-Fiと使い分けましょう。
短期レンタルのモバイルWi-Fiを利用する場合は、端末の受け取り方法も確認してください。
店舗や空港などで当日受け取れるサービスを利用できれば、引越し直前でも通信環境を準備できる可能性があります。
すでに引越しが完了している場合
すでに新居へ引越している場合は、最初に物件の無料インターネットを利用できないか確認してください。
賃貸マンションやアパートでは、建物にインターネット設備が導入されており、入居者が無料または手続きのみで利用できる場合があります。
物件の契約書や入居案内を確認し、不明な場合は管理会社や大家へ問い合わせましょう。
無料インターネットを利用できない場合は、工事不要のホームルーターやモバイルWi-Fiを使いながら、光回線の開通を待つ方法があります。
新居に光コンセントが設置されている場合でも、必ず工事不要になるとは限りません。
回線事業者へ新居の住所や設備状況を伝え、派遣工事が必要か、機器の受け取りと設定だけで利用を開始できるかを確認してください。
時間がない場合も旧回線を先に解約しない
乗り換えを行う場合は、引越し日が迫っていても、旧回線を先に解約しないように注意してください。
新回線の開通予定日が決まる前に旧回線を解約すると、インターネットを使えない期間が長くなる可能性があります。
まず新回線を申し込み、開通予定日を確認してから、旧回線の解約日を調整するのが基本です。
旧居の退去日までに解約や撤去工事が必要な場合は、新居の開通予定日とあわせて回線事業者へ相談してください。
引越しまで時間がない場合は、光回線の手続きを諦めるのではなく、光回線の申し込みと一時的な通信手段の確保を同時に進めることが重要です。
引越し後にインターネットが使えない場合の対処法

早めに手続きをしても、工事日の都合によって引越し当日からインターネットを使えない場合があります。
開通までの期間に備えて、一時的な通信手段を確認しておきましょう。
回線事業者の開通前Wi-Fiレンタルを利用する
回線事業者によっては、光回線が開通するまでモバイルWi-Fiルーターなどを貸し出すサービスを提供しています。
無料で利用できる場合もあるため、新回線の申し込み時に確認してください。
貸し出し期間やデータ容量には条件が設定されている場合があります。
モバイルWi-Fiを短期間レンタルする
開通前の貸し出しサービスを利用できない場合は、モバイルWi-Fiルーターを短期間レンタルする方法があります。
1週間〜1ヶ月程度の短期利用に対応したサービスを選べば、必要な期間だけ利用できます。
開通予定日を確認し、余分なレンタル料金が発生しないよう期間を設定しましょう。
ホームルーターを利用する
工事を待たずに自宅のインターネット環境を整えたい場合は、ホームルーターを利用する方法があります。
端末が届いた後に電源を入れるだけで利用を開始できるサービスもあります。
ただし、契約期間や解約費用が設定されている場合があるため、一時利用のためだけに契約する場合は条件を確認してください。
スマートフォンのテザリングを利用する
数日程度であれば、スマートフォンのテザリングでパソコンやタブレットをインターネットへ接続できます。
追加の機器を用意せず、すぐに利用できるのが利点です。
一方、動画視聴やビデオ会議では多くのデータ容量を消費することがあります。
契約しているデータ容量を確認し、空白期間が長い場合はモバイルWi-Fiなどと組み合わせましょう。
インターネットの引越し手続きで注意すること

インターネットの引越しでは、申し込みの遅れだけでなく、契約先の確認不足や解約日の調整ミスでもトラブルが起こります。
光回線の開通には時間がかかる
光回線は、申し込んだ当日から必ず利用できるわけではありません。
新居の設備確認や工事日の調整が必要になり、繁忙期は開通まで長く待つ場合があります。
引越し日が決まったら、できるだけ早く申し込みを始めてください。
新居が提供エリア外の場合は継続できない
現在と同じ回線を希望しても、新居が提供エリア外であれば継続できません。
地域として対応していても、建物設備の都合で利用できないケースがあります。
申し込み前に新居の住所と建物名を使って確認しましょう。
賃貸物件では開通工事の許可が必要になる場合がある
光回線の引き込み工事では、建物に穴を開けたり、既存の配管を利用したりする場合があります。
賃貸物件では管理会社や大家の許可を得てから工事を申し込んでください。
工事内容が不明な場合は、回線事業者へ確認したうえで管理会社へ説明しましょう。
回線事業者とプロバイダの両方に連絡が必要な場合がある
回線事業者とプロバイダを別契約している場合は、片方に連絡しただけでは手続きが完了しません。
移転でも解約でも、両方の事業者に必要な手続きを確認してください。
請求元が2社ある場合は、別契約になっている可能性があります。
旧居で撤去工事が必要になる場合がある
旧居に引き込んだ光回線の設備は、退去時に撤去を求められる場合があります。
撤去工事の手配は契約中の回線事業者が行うため、自分で工事業者を探す必要はありません。
退去直前では希望日を確保できない可能性があるため、解約手続きと同時に確認しましょう。
乗り換えるとプロバイダのメールアドレスが使えなくなる場合がある
プロバイダから発行されたメールアドレスを利用している場合、解約後に使えなくなる可能性があります。
各種サービスの登録や連絡先に設定している場合は、解約前に別のメールアドレスへ変更してください。
メールアドレスだけを継続できるプランが用意されている場合もあるため、契約中のプロバイダへ確認しましょう。
新居では通信速度が変わる場合がある
同じ回線を継続しても、建物の設備や配線方式、利用者数などによって通信速度が変わることがあります。
特にマンションでは、建物内の設備によって利用できる通信方式が決まる場合があります。
通信速度を重視する方は、契約前に新居の設備と利用できるプランを確認してください。
インターネットの引越しでよくある質問

ここでは、インターネットの引越しでよくある質問を紹介します。
インターネットの引越し手続きは何日前までにすればよい?
通常期は引越しの1〜2ヶ月前に始め、遅くとも1ヶ月前までに申し込みを完了させるのが目安です。
3〜4月の繁忙期は工事の予約が埋まりやすいため、2ヶ月以上前から動き始めましょう。
引越し当日からインターネットを使うには?
新居の提供エリアと設備を早めに確認し、引越し日までに開通工事が完了するよう申し込みます。
工事日が引越し後になる場合は、開通前のWi-Fi貸し出し、モバイルWi-Fi、ホームルーター、テザリングなどを準備してください。
光回線の開通工事にはどのくらいかかる?
工事当日の作業時間は1〜2時間程度が目安ですが、申し込みから工事日までは数週間かかる場合があります。
繁忙期や建物の設備状況によっては、1ヶ月以上待つ可能性もあります。
旧回線はいつ解約すればよい?
乗り換える場合は、新回線の開通日が確定してから旧回線の解約日を決めてください。
新回線の開通後に旧回線が停止するよう調整すると、インターネットを使えない期間を防ぎやすくなります。
ルーターやONUは新居へ持っていく?
継続・移転の場合は、新居でも同じ機器を使う場合と、交換や返却が必要な場合があります。
乗り換え・解約の場合は、レンタル機器を返却するのが一般的です。
自己判断で処分せず、契約中の事業者からの案内を確認してください。
光回線の撤去工事は必要?
撤去工事が必要かどうかは、回線事業者と物件の契約条件によって異なります。
賃貸物件では管理会社や大家から撤去を求められる場合があるため、退去前に確認してください。
必要な場合は契約中の回線事業者へ依頼し、退去日までに完了させます。
まとめ
インターネットの引越し手続きは、現在の回線を新居でも利用する「継続・移転」と、別の回線へ変更する「乗り換え・新規契約」の2通りです。
現在の回線に不満がなく、新居でも利用できる場合は、継続・移転を選ぶと手続きを比較的簡単に進められます。
料金や通信速度を見直したい場合や、新居で現在の回線を利用できない場合は、乗り換え・新規契約を検討しましょう。
どちらを選ぶ場合でも、まず新居の提供エリアと建物設備を確認し、引越しの1〜2ヶ月前から手続きを始めることが重要です。
乗り換える場合は、新回線の開通日を確定させてから旧回線を解約することで、空白期間と二重払いのリスクを抑えられます。
引越し日から逆算して一つずつ手続きを進め、新居ですぐにインターネットを利用できる状態を整えましょう。